ある物語😅

Mさんは二浪し大学を卒業しました。

実家の経済状況が厳しい中でも、教育は大切という父親の考えで、大学にいかせてもらいました。そのことは本当に感謝でしたが、日々ストレスを感じて、鬱っぽかったり、活動的であったり、人からみたら、かなりの気分屋さんだったでしょう。

Sさんは4人姉妹の長女、K家の跡取り娘でした。母親がSさんを妊娠した直後、父親は出征しました。5歳の時戦争から父親が帰ってくるのですが、祖父母からは溺愛されました。小学生4年のとき祖母が亡くなり、掃除、洗濯、料理などかなりの家事を任せられるようになりました。身の回りの世話をしてくれた祖父が高校2年の時、胃癌であっという間になくなったのは、本当にショックでした。高校を卒業後両親からは、就職せずに、家事手伝いをしていればいいとと言われました。

これには抵抗し、母親の実家に家出をし、就職することを両親に認めてもらいました。就職した先で、好きな人ができました。家族に紹介しようと、家に連れてきた時、威圧的な門の構えに恐れをなしたか、何に恐れをなしたかは分かりませんが、その恋は実りませんでした。跡取り娘であることのイライラと怒りを内に秘めながら、鬱々とした状態がつづいていました。

こんな2人の間に、縁談が持ち上がりました。

Mさんの長兄のお嫁さんのお姉さんの娘がSさんでした。

駒と駒を合わせたような結婚。今となっては、そこに愛はあるのかとツッコミを入れたくなりますが、50年以上前は当たり前にあったことですね。

そんな2人の間にできたのが私です。お腹にいた頃から、緊張ばかりしてました。父に対して、母はどう振舞っていいのかわからず緊張していたせいだなあ。ちいさいころから便秘がちな子供で、癇癪もちでした。父、母の感情だけでなく、祖父母、母の妹たちのさまざまな感情を受け取り、私の心は不安定でした。感情のコントロールがむずかしい子供でした。そのことが、私の人生の課題(未熟)でありつづけました。58歳まで持ち越されました。

最近、私のそういう成長しきれなかった未熟な部分が、成長し始めていることに気がつきました。嬉しいデス。どんどん成長していきます。

 

昨日、モコさんの、遺伝子易経のワークで作った物語です。

輝きにあたる番号を中心として、前の番号を父とし、後ろの番号を母として、何か物語を作ってください、というお題がでました。

過去をどうみるかの訓練かと思います。

見方次第で、過去は変わっていく、

変化していくことを体感するワークだと思いました。

想像力、創造力すべての人に与えられている力です。妄想も楽しい。

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